- SOLD - 72` FX SUPER GLIDE "MIDNIGHT EXPRESS"



こちらの車両は売約済となりました。
ご成約頂きましたお客様、誠に有難うございます
( 2022 12 / 19 )


72`FX スーパーグライド 販売車両のご紹介です。
車体全体でのマッチングの良いオリジナルルックのリペイント車両です。
ワンイヤー / ラストイヤーとなるパーツ構成も多く、オリジナルのスタイルで残っている
車両の中では、前年度の71`スーパーグライド・ボートテールに続き
ショベルヘッドの他年式を見渡しても非常にレアな個体と言える72`FXです。


こちらの車両は昨年アメリカ・イーストコーストのボストンで買い付けを行いました。
エンジンは過去にリビルドされている様で、その際にリペイントやマフラー交換などの
ライトカスタムが施された車両でしたが、ブルーグルーブにてストックしていた
純正マッチングパーツに戻し、今回オリジナルスタイルに仕上げを行いました。


72`FXには、工場出荷時は通常キックオンリーとなっていますが
こちらの車両はエレクトリックスターターが装着されています。
これから当時ディーラーオプションで装着された物も多く
こちらの72`も、その様に追加された物と推測致します。

 
72年が最終の仕様となる純正の33.4 フロントフォークと
通称"ハンバーガー"と呼ばれるドラムブレーキ。
リアのラウンドスイングアーム/ 同じく”ジュースドラム"と呼ばれる
油圧ドラムブレーキは1958年のディオグライドの登場から続く、パンヘッドと
共通パーツでの最終年式となります。


33.4 ナローフォークは1952年のKモデル(スポーツツイン)の登場から
その原型が始まりアップデイトされながら、その後のアイアンヘッド
スポーツスターに装着されていた物ですが、1971年のFXにビッグツインとして
初めてファクトリーで装着し、この72年が最終となりますが、
ビッグツイン用に1インチステムとネックストッパーが純正で装着されたのは
この71年-72年と僅か2年のみとなります。


同様に、こちらのハンバーガードラムは1964年に登場し、
スポーツスターを含め72年が最終の年式となります。


ガスタンクはそれまでのFL系の5ガロンタンクから、フロント周りの
ナローフォーク装着に合わせ、71`FXより3.5ガロンが装着されました。
こちらのタンクも71`-72`の2年間のみの非常にレアな仕様で、
タンクバッジのビス穴がある純正3.5ガロンタンクとなります。


オリジナルのタンクパネル、純正のスピードメーター。
純正の3.5ガロンは、それまでのFL系5ガロンと比べると
だいぶスリムな事が判ります。



メーターは一度リビルドされている様で
リビルドショップのデカールが貼られていました。


エンジンはリビルドされた際にロッカーカバーはポリッシュされた様ですが
シリンダー/ヘッドを含め66品番のマッチング構成となります。
シリンダーは、フロント/リア共に 244-71の品番が確認出来ます。
クロームパーツへの交換など無く、落ち着いた雰囲気のエンジンの表情をしています。


2Cより始まる純正打刻のVinナンバーは="FX1200"を意味します。
こちらが1A、2Aの場合はFL1200/FLH1200のモーターとなります。
最後のH2は2=1972年式と読み取ります。

その他、オリジナルのタペットブロック/タペットボルト
シリンダー品番等も確認出来ます。


クランクケースの左右ナンバーは共に172-7556の
マッチングナンバーのケースとなります。
フレームもエンジンと同様のマッチングナンバーのオリジナル打刻。
フレーム製造のナンバーの打刻は"L1"=1971年12月となる
71年最後期製造のフレームです。


アメリカで10年以上眠っていた車両となりますが
エンジンの始動も行いコンディションも確認済です。
エンジン周辺で現在予定している作業は、キャブ、タペット周り、
ロッカーアーム周り、カム周辺、点火系等の点検、リビルドから行います。


オリジナルのプルバックハンドルバーは、自然に手を置いた位置にあるポジションで
非常に乗りやすいのが特徴で、改めて"純正の良さ”を認識できる部分です。
スロットルは手動でアクセルを戻すインナー方式となり
キャブレターは純正ベンディックスです。


オリジナルの2 in 1パイプも現在パーツで探し当てるのは
非常に困難な物で、71`-72`のみのマフラーです。


72年ワンイヤーオンリーとなるガイドのテールランプの付くリアフェンダーも
同様に今日パーツで探し当てる事は非常に困難です。


スポーツスターと共通のガイドテールの仕様は、
この年が最終年式となります。


当初他のシートが取り付けられていましたので、
オリジナルのシートは非常に良い状態で保管されていました。


シート裏にはオリジナルのイエロースタンプが確認出来ます。



レフトサイドも、オリジナルをキープしています。




ノンクロームのプライマリーカバー。スターターが追加され、
インナープライマリーにはソレノイドが取り付けられています。
ミッドコントロールは、こちらのペグを裏返した
逆シフトとなる方式が純正のシフト方式です。



ベンディックス製のオリジナルのジュースドラム
サスペンションには1980年のインシュランスタグが残っています。


71`FX ボートテールはコレクターピースとして、全米有数のオークション等で
一定の人気がある為、数多くレストアされた車両を見る事はありますが
この様なオリジナルスタイルの72`FX を探し当てる事は非常に難しいです。

時代の変化と共に、その後のディスクブレーキ仕様や、レインボーカラー等の
70年代を象徴する時代への突入を目前に控えた、50年代より続くシンプルな
クラシック仕様の最後の年式である1972年FXスーパーグライドです。



72`FX スーパーグライド
輸入新規3年登録、各部納車整備を価格に含みます。

こちらの車両は売約済となりました。
ご成約頂きましたお客様、誠に有難うございます
( 2022 12 / 19 )




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0467-38-7080


BLUE GROOVE だけの
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クレジットを御用意しております。


ブルーグルーブでは現在多数のバックオーダーを
頂いている状況であり、先にご成約を頂いておりますお客様の
車両のご納車に向けての作業を最優先とさせて頂いております。
こちらの車両はご納車まで長らくお時間を頂く車両となります。
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