- SOLD - 1982 XLH Sportster "Series one" Limited Edition


こちらの車両は売約済となりました。
ご成約頂きましたお客様、誠に有難うございます。
( 2024 3 / 29 )


先日ご紹介させて頂きました76`XLCH に続きまして
今回は82`XLH アイアンスポーツスター / リミテッドエディション
 "Series one" オリジナルペイントのご紹介です。
こちらも76`XLCH リバティーと同様に車検残りもある
即納可能な車両となります。



こちらの82`XLH  "Series one" リミテッドエディションは、
日本をはじめ本国アメリカでも、この様なコンディション良い状態で現存し
マーケットに出る事は非常に稀なモデルです。
日本にあるオリジナルキープした個体も数える程ではないかと思います。


本車両の詳細に入る前に少しH-Dカンパニーのヒストリーなど
説明させて下さい。

H-D カンパニーでは歴代に渡りアニバーサリーモデルをリリースしてきました。
代表的な物は、1954年のH-D 50周年記念のモデル、
前回ご紹介のアメリカ建国200周年記念の
76年リバティーエディション。77年にはアメリカ南北戦争をモチーフとした
コンフェデレートエディション、78年にリリースされた、75th アニバーサリー
エディション等、カンパニーとアメリカの歴史背景も含めた節目には
これらの記念モデルをリリースしてきました。


その中で1981年のリミテッドエディション"Series one" として
リリースされたのが、こちらのスポーツスターでした。

何故1981年に記念モデルがリリースされたかと言うと、
それはH-D社が1969年からAMFの傘下となり、経営の安定と合理化が図られ
数々のヒット作も生まれカンパニーは大きくセールスを伸ばした一方、
大量生産と売上向上を目指したAMFの経営体制による
品質管理の低下はH-D社のイメージダウンを招いた一方
70年代後半には、低迷するアメリカ国内の経済状況は悪化し
インフレの影響もあり、目標の利益を達成出来なかったAMFは
H-D社の株式を売却する事になりました。

そこでH-Dの経営陣13人は会社のバイバックを目指し
1981年の3月に交渉を開始、そして同年6月16日に
AMFよりH-D社の独立に成功しました。

その記念としてリリースされたのが、こちらの
"Series one" となります。


1000セット限定のリリースでシリアルナンバーが入り
こちらは449/1000のミッドナンバーです。

現在、忠実に再現されたレプリカデカールも出回っていますが
注意深く見極めて行くと、その違いが判別出来ます。


ハーレーには通常9月の新車発表時と翌年1月の2シーズンのリリースがあり
こちらの車体はフレームに残るマニファクチャーデカールより
1982年1月の生産である事が確認出来ます。

また、この"Series one"の外装セットとして
近年まで稀にNOS(新品在庫パーツ)がアメリカで
見つかる事がありましたが、当時のアメリカのオーナー談として
外装セットのみでもディーラーでオーダーが可能だった様ですので
新車オーダーの際に"Series one"仕様でのスポーツスターのオーダー、
もしくはパーツとしてオーダーし新品保管されていた物の様です。

BLUE GROOVEでは、パーツとして今までに取り扱った事のある
この"Series one"のオリジナルペイントのガスタンクは3個のみです。


こちらの個体は、製造から40年以上経過している事を
考えてもミュージアムコンディションと言える位状態が良いです。


こちらのXLHはアイアンスポーツスターの歴史の中では最後期の
モデルに当たり、1977年に登場したXLCRのフレームをベースに
79年モデルより、それ以前のフレームと比べると車体全体の剛性
(フレームスタビリティー)が増し、モーターサイクルとしての
完成度が更に高まったモデルと言えます。


それは、熟成されたアイアンスポーツスターの最終期のモデルとなり
1000ccのアイアン特有のパンチのあるエンジンフィールを
存分に味わえるモデルであり、前途のフレームスタビリティーの
恩恵はライドフィールに直結しています。

その後は1986年に登場した新型のエボリューションモーターの
スポーツスターへと移行していきますが、良い意味で時代と共に、
よりマイルドで扱いやすいハーレーへと進化して行く形となります。


日本でも、この79年から85年までの最後期のアイアンスポーツに
乗られた事のある方は他に比べて多くはないと思いますが
ショベルヘッド時代のテイストを持ちながらも
そのオートバイ然とした走りは、今まで日本車などに馴染の深かった方にも
すんなりと受け入れて頂ける車種でもあると思います。


エンジン回りはポイントカバーの変更以外
オリジナルをキープしています。


ポイントカバー内の点火系も純正の
フルトランジスタ仕様のままとなっています。


エアクリーナーカバーには純正のデカールも綺麗に残っています。


キャブレターは純正のケイヒン・バタフライです。
キャブレターの他、メーター類、フロントフォークなど
70年代中期よりハーレーにも日本製のパーツが
導入し始められる様になった事は興味深いです。


ハンドル回りもオリジナルをキープしていますが
ブレーキマスターカバーやレバー類が
当時のドレスアップパーツに交換されています。


スピードメーターは1511マイル(約2417キロ)を
表示しています。
イグニッションキーもオリジナルが付属します。


フロントフェンダーも色焼けなどありません。


フロントブレーキはシングルのデュアルキャリパーとなります。


リアフェンダーも同様のグラフィックが入ります。


シートのコンディションも良く
シーシーバー/パッセンジャー用のパッドも装着されています。


アメリカでは2011年の7月までウエストバージニア州で
レジストレーションされていた車両となります。


純正オプションのオイルクーラーが
装着されています。


プラグコードがアップデイトされています。






こちらの個体は、製造から40年以上経過している事を
考えてもミュージアムコンディションと言える位状態の良い車両です。


1982 XLH Sportster "Series one" Limited Edition


こちらの車両は売約済となりました。
ご成約頂きましたお客様、誠に有難うございます。
( 2024 3 / 29 )


現行のスポーツスター等からのお乗換や
初めてビンテージハーレーに乗られる方でも
扱いやすく希少性もあるアンアンスポーツスターです。


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